離職票とは

離職票には「離職票-1」と「離職票ー2」があります。これはハローワークが出す書類で、過去半年間の給与総額(手当類・年金・保険を含む/賞与以外)と、 出勤日が記入されています。よく確認しておきましょう。これは、失業保険を受給する際の受給額に関わるからです。

離職票ー1には離職年月日、被保険者番号、離職者氏名、事業所番号などが記入されています。重要なのは離職票ー2のほうでして、こちら左側に 離職日以前の賃金支払い状況が記入されていて、ここに離職日前6ヶ月間の賃金額が記入されています。ここの金額が失業保険に関わりますので よく確認してください。会社が支払った金額になりますので、各種手当、保険なども含みますが。ボーナスは含みません。

離職票-2の右側には、離職理由がチェック式でかかれています。例えば、会社都合になるような場合は、3-(1):解雇(重責解雇を除く)になります。

離職票-2の離職理由

  • 事業所の倒産によるもの
  • 定年、労働契約期間満了等によるもの
  • 事業主からの働きかけによるもの
  • 労働者の判断によるもの
  • その他

大きく分けると、上記5分類となっています。

会社がハローワークから離職票を受け取り、それに会社側の必要事項を記入して、離職者に渡します。 離職者は確認のうえ、離職票ー2の右下に、離職理由に相違がなければ、サインをして判子を押して会社に返します。 一応、会社側の離職理由(事業主記入欄)と離職者がチェックするボックス(離職者記入欄)が分けられていますので、 会社側の離職理由に納得がいかなければ、自分が納得できる離職理由にチェックをいれます。

自己都合退職も大きく分けて2種類あり、「職場における事情による離職」と「労働者の個人的な事情による離職」(一身上の都合、転職希望など)に 分類されています。

それでは、それぞれの理由に含まれるものを見てみましょう。

職場における事情による離職
  • 労働条件に係わる重大な問題(賃金低下・賃金遅配・過度な時間外労働・採用条件との相違等)があったと労働者が判断したため
  • 就業環境に係わる重大な問題(故意の排斥、嫌がらせなど)があったためと労働者が判断したため
  • 事業所で大規模な人員整理があったことを考慮した離職
  • 職種転換等に適用することが困難であったため(教育訓練の有無)
  • 事業所移転により通勤困難となった(なる)ため
  • その他(理由を具体的に)
労働者の個人的な事情による離職(一身上の都合・転職希望など)

*会社側にチェックを入れるところはありません。会社は「労働者の個人的な事情による離職」にチェックをいれる欄があるだけです

  • 職務に耐えられない体調不良、けが等があったため
  • 妊娠、出産、育児などのため
  • 家庭の事情の急変(父母の扶養、親族の介護など)があったため
  • 配偶者等との別居生活が継続困難となったため
  • 転居等により通勤困難となったため
  • その他 理由を具体的に

自分が退職する理由を選んでください。「労働者の個人的な理由」に会社はチェックをいれるでしょうが、本当にそうですか?? 「職場における事情による離職」ではないですか?ここの理由で、失業保険の受給期間が短くなったり、給付制限が付いたりしますから、 本当に納得のいく理由にチェックしてください。

会社側の離職理由に納得がいかない場合

自分が主張する離職理由にチェックして、具体的事情記載(離職者用)に具体的事情を記入する。 ハローワークにいくさいには、自分が主張する離職理由の内容を確認できる資料がある場合には持っていくこと。

離職理由の判定に当たっては、必要に応じてハローワークが事情を伺ったり、確認資料の提示をお願いする場合があります。

特定受給者資格(いわゆる会社都合)の具体的な判断基準と確認資料については、ハローワークにリーフレットがあるので、それを 取りに行くついでに、職員に相談するといいでしょう。

会社側は離職理由について虚偽の記載を行うなど、偽りその他不正の行為をした場合にも、不正に受給した者と連帯して、 不正受給金の返還、納付命令、詐欺罪等として刑罰に処せられる場合があります。

企業はどうして「自己都合退職」にしたがるのでしょう?

一人以上の被保険者を事業主都合によって解雇させたり、一定割合以上の特定受給資格者を発生させた事業主のいずれかは、 雇い入れ関係助成金が支給されないこととなりますので、会社側は「自己都合退職」にしたがります。


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